外観・外構

外観

長谷川家外観

東九条村の庄屋をつとめていた都市近郊農村の住宅。
主屋の2階には間口の広い虫籠窓がみえ、雄大な外観であり、京都の町家とは異なる農家住宅の姿をみせる。

鬼瓦
鬼瓦

長谷川家の家紋「隅切り八角に鷹の羽二枚重ね」が鬼瓦に掘り込まれている。

 

表門

有限会社 デジタルコンテンツ 代表/映像作家 山崎 一

表門の南側に接続し、土蔵造の2階建、桟瓦葺。建築年代は江戸後期と推測される。

座敷格子

座敷格子

以前は敷地南側に門があり、そこから正面にあたるこの位置に玄関があった(明治二十七年の図面からも確認される)。
間口2間の式台玄関であった場所が、後年居室に整えられた際に取り付けられた格子。京都近郊の上層農家の住宅でみられる京町家の影響のひとつと考えられている。

扁額

扁額

有限会社 デジタルコンテンツ 代表/映像作家 山崎 一

母屋の入口にかけられた扁額。
「事を処するは簡明を貴ぶ」という意味。

龍吐水

龍吐水

地域で火事が起きた時、初期消火のために建物を壊す人に水をかける際に使われた。
「天保六乙未二月長谷川清蔵」「本町八丁目」の焼印が残る。製作年、制作場所を示しているのではないかと思われる。

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